撮影用の背景ボードはどのくらいのサイズが最適？
撮影のセッティング方法

撮影対象の3倍の大きさが目安

背景ボードのサイズを選ぶときは、撮影対象より3倍大きいものを選んでください。被写体の撮影は、被写体のみがぴったり入るサイズだとうまく撮れません。ボードを被写体の大きさに合わせてしまうとカメラを近づけなければならなくなり、ピントが定まりにくいのです。余白がないと他のものが写り込んでしまう恐れもあります。

そのため、撮影対象のサイズを測り、その3倍を目安に背景ボードのサイズを選んでください。被写体の横幅が10cmであれば、横幅30cm程度の背景ボードがおすすめです。余白があればカメラをある程度離して撮影できるため、キレイな写真になります。

撮影場所の確認

撮影に入る前に、カメラ・スマホのセッティングや撮影場所の確認を行ってください。撮影場所は自宅でも問題ありませんが、よいロケーションの場所があるなら外も可能です。

場所を確定したら、次は撮影時間を決めてください。日光を必要とする場合は、どの角度に光が当たるとよいかを考えて時間調整を行います。被写体がより美しく見える時間帯に撮影すれば、ちょうどよく光が入った魅力的な写真を撮ることが可能です。

被写体の雰囲気に合わせて、夕暮れ時に撮ることもおすすめです。ただし、被写体が少し見えづらくなるので、カメラ・スマホの設定にて調整してください。

カメラ・スマホのセッティング

アクセサリーなどの商品画像を撮影する場合は、カメラ・スマホの設定画面から、スクエアや1：1などの正方形を選びます。ショッピングサイトに掲載されている画像は大半が正方形の写真です。そのため、商品撮影であれば、最初から正方形で撮影しておくことをおすすめします。

自宅で自然光を取り入れて撮影するときは、部屋の電気を消しておいてください。部屋の電気と自然光がどちらも商品にあたると、商品の色が一定にならない可能性があります。照明を落とし、スマホ・カメラの設定で明暗を調整するのがポイントです。

背景ボードの自作は難しい

背景ボードは自作も可能です。ボードに希望するカラー・デザインの紙を貼り付けるだけで作れますが、キレイに作ることは難しいといえます。シートにシワがよったり空気が入ったりすることも少なくありません。シートは一度貼り付けると剥がすことが難しいため、少しの失敗でボードが使えなくなってしまうのです。作り直しでコストが高くなってしまう可能性もあるので、最初から完成品を購入することをおすすめします。